サウンドレコーディング技術認定試験とは
サウンドレコーディング技術認定試験は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)が実施する民間の認定試験です。JAPRSは1989年に任意団体として発足し、1990年に当時の通商産業省から公益法人の許可を受け、2013年4月に一般社団法人へ移行しました。協会は2000年に資格認定制度委員会を設け、2002年からこの試験を実施しています。
試験の大きな特徴は、合否を判定しないことです。受験者の現在の能力を測ることを目的としており、1000点満点の得点に応じて次のランクが認定されます。
| ランク | 得点 |
|---|---|
| A | 901〜1000点 |
| B | 701〜900点 |
| C | 451〜700点 |
| D | 201〜450点 |
| E | 200点以下 |
認定証とあわせて、「音響の理論」「電気音響とスタジオシステム」「レコーディング技術と先進技術」「音楽・音楽著作権・音楽録音の流れ・録音の歴史など」の分野別の成績証明書が交付されます。協会は、就職を希望する人が自己評価の資料として履歴書にコピーを添付する使い方を案内しています。
2026年度の実施内容
2026年度の試験は7月5日(日)10時から11時30分に行われ、すでに終了しています。出題形式は四者択一のマークシート方式で、試験時間は90分です。受験資格は高校卒業以上、または同等の学力を有すると認められる人です。
受験料は5,500円(税込)で、受験申請書に添付された郵便払込取扱票で払い込みます。出願受付期間は4月1日から5月14日(当日消印有効)で、個人受験の受験申請書を請求するWebフォームは5月11日15時に締め切られました。いったん納めた受験料は返金されません。成績証明書は受験者全員に無料で交付され、2026年度の交付は8月1日以降とされていました。クレジットカードサイズの認定証カードを希望する場合は、別途770円の発行手数料がかかります。
個人受験と団体受験の違い
専門学校、大学、短大や企業で受験者が一定数を超える場合は団体受験となり、学校や企業の窓口に申し込み、在籍先がそのまま試験会場になります。個人受験の人は、協会のフォームから受験申請書を請求し、払込金受領書と縦4cm横3cmの写真2枚を貼り、切手440円分を同封して簡易書留で郵送します。個人受験の試験会場は全国主要都市の団体受験会場のいずれかを協会が指定し、受験者が会場を選ぶことはできません。
出題範囲と公式教材
出題範囲は、協会発行の『サウンドレコーディング技術概論 2026年版』『音楽録音スタジオにおける音響設計ガイドブック』『2026年度版サウンドレコーディング技術認定試験問題集 技術資料集』の3冊です。技術概論は全10章で、音響の基礎、音響物理、電気音響、マイクロホンやミキシングコンソールなどの音響機器、録音技術、次世代音響技術、音楽理論と楽器、音楽著作権、音楽制作の歴史とスタッフの役割、用語集で構成されています。ガイドブックは遮音、音場、空調換気、電気設備、スタジオ設計の法規を扱います。計算問題は数値を変えて出題される場合があります。
技術概論はPOD書籍が4,600円、Kindle版が2,500円です。問題集・技術資料集は2,000円、ガイドブックは1,100円で、どちらも協会の直販のみです。
次回の受験に向けて
当サイトの提案:2027年度の日程はまだ発表されていませんが、2026年度は4月1日に出願受付が始まり、申請書の請求フォームは出願締切より3日早く閉じました。受験を考えている人は春先から協会の試験ページを確認し、受付開始後すぐに申請書を請求してください。学習は年度版の技術概論と問題集をそろえ、成績証明書の4分野に合わせて得意な分野と苦手な分野を分けて進めると、ランクの結果を次の学習計画に生かせます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。