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資格・講習・登録制度の解説

臨床動作士

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 7項目

臨床動作士とは

臨床動作士は、日本臨床動作学会が資格認定規程に基づいて認定する資格です。規程は、臨床動作士を、臨床動作学の人間理解に基づいて、対象者の健康な生活の回復と育成に寄与できる臨床動作法の適用、すなわち見立てと運用ができる知識と技能を持つと認められた人と定めています。学会が独自に認定する民間の資格で、理学療法士のような国家資格とは別の制度です。

臨床動作法は、動作を手段にしてその人の内面に働きかける心理支援の方法です。学会の説明によると、催眠で脳性まひのある人の動作が改善することが1963年に発見されたことをきっかけに「動作訓練」が開発され、1970年代半ばから心身の不調を訴える人への心理療法としての適用が始まりました。旧記事にあった解剖学や触診の教材は、この資格の審査内容とは関係がありません。

学会が設ける3つの資格

学会の資格は、認定動作士、臨床動作士、臨床動作学講師の3種類です。認定動作士は対象者のより豊かで健康な生活に寄与する適用を、臨床動作士は健康な生活の回復と育成に寄与する適用を担う資格と位置づけられています。臨床動作学講師は、臨床動作士の資格を持ち、臨床動作法を学ぶ人に指導や助言ができると認められた人です。

申請の要件

  • 学会の会員であり、大学で心理学・教育学・社会福祉学・医学等を卒業しているか同等の学識があり、対人援助の専門家としての実績があること
  • 入会後の研修で合計150ポイント以上(理論10、技法70、ケース研究10の必須ポイントを含み、技法には学会主催研修会の上級コース10ポイントを含む)
  • 申請年度の前の直近5年間で、入会後に学術大会へ2回以上参加していること
  • 臨床動作法を適用したケース報告1編の提出と、臨床動作学講師2名の推薦

公認心理師、臨床心理士、心理リハビリテイション・スーパーバイザーのいずれかを持つ人は、50ポイント分を必須ポイント以外の研修実績に充てられます。学術大会での発表や論文もポイントとして認められます。

2026年度の審査と費用

審査は年1回で、書類審査のあと、合格者に口頭試問と実技審査が行われます。2026年度は申請受付が4月1日から7月7日まで、試験審査は8月16日(予備日8月9日)に予定されていたため、今年度の申請はすでに締め切られています。審査料は臨床動作士が20,000円で返金されません。合格した人は誓約書と写真を提出し、登録料10,000円を納めると資格者名簿に登録されます。

資格は、認定日から6年目の年度末までの資格保有期間ごとに更新審査を受けます。その間に資格者研修会などへ3回以上、学術大会へ2回以上参加し、ケース報告1編を提出することが求められます。

研修ポイントの集め方

研修実績に数えられるのは、学会主催研修会、資格者研修会、学会が認定する短期研修会や継続研修会、個人スーパービジョンなどの研修機会です。学会主催研修会は初級A・初級B・中級・上級のコースに分かれ、中級は学会主催研修会に3回以上、上級は6回以上参加した人が対象です。臨床動作士は上級コースでの研修10ポイントが必須なので、初級から順に参加回数を重ねる必要があります。2026年度の第49回学会主催研修会は11月7日・8日に淑徳大学東京キャンパスで開かれます。

申請時には、研修機会ごとに主催者が発行した研修証明書を研修実績表とともに提出します。学術大会での発表は4ポイント、学会誌などに掲載された論文は8ポイント、学術大会への参加は1回4ポイントとして数えられます。

取得までの進め方

当サイトの提案:まだ学会員でない人は、入会後の研修しかポイントに数えられないため、先に入会を済ませてください。次に学会主催研修会の初級から上級コースまでを順に受け、研修証明書を保管しながら研修実績表でポイントを集計していくとよいでしょう。推薦をお願いする臨床動作学講師と相談しながらケース報告を準備し、2027年度の審査要項が学会サイトに出たら申請期間と提出方法を確認してください。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

日本臨床動作学会:資格認定規程集(PDF)

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マサキ
マサキ
編集・分析担当
資格の受験条件・費用・試験情報を整理し、資格選びと学習計画の判断材料を提供しています。記事ごとに公式案内や参照資料を確認し、確認済みの範囲を本文に記載します。2026年9月から既存記事を順次点検しています。編集方法と情報の取り扱いは運営方針をご覧ください。