森林インストラクターとは
森林インストラクターは、森林を利用する一般の人に森林や林業の知識を伝え、森林の案内や森林内での野外活動の指導を行う人の資格です。一般社団法人全国森林レクリエーション協会が資格試験を行い、合格者が協会に登録すると「森林インストラクター」の称号を使えるようになります。登録者名簿は都道府県や教育委員会などの関係機関にも送られます。
協会によると、この資格試験は「環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律」(環境教育等促進法)にもとづく人材認定等事業として、平成17年度から環境大臣と農林水産大臣の登録を受けて実施されています。国家資格として法律が試験を定めているものとは異なり、民間団体が実施し、大臣の登録を受けている事業という位置づけです。
応募資格
応募できるのは、受験年の翌年4月1日時点で18歳以上の人です。ただし、公務員として懲戒免職の処分を受けてから2年を経過していない人、拘禁刑以上の刑の執行を終えてから2年を経過していない人、森林インストラクターの登録を取り消されてから2年を経過していない人は応募できません。学歴や実務経験の条件はありません。
試験の内容と合格の仕組み
一次試験は記述式を主体とした筆記試験で、4科目それぞれに合否が判定されます。合格基準は各科目とも正解率6割程度以上です。合格した科目は、合格した年を含めて5年間に行われる試験で、申請により免除されます。技術士(森林部門)の人は林業科目が免除されます。
| 科目 | 主な内容 |
|---|---|
| 森林 | 森林の仕組みと植生の遷移、樹木と森林の動植物、地質・土壌と水文 |
| 林業 | 山村と農林業、森林の効用、森林の施業、木材やきのこなど特用林産物の利用 |
| 森林内の野外活動 | 森林レクリエーション、キャンピング、ネイチャークラフト |
| 安全及び教育 | 安全の知識(気象を含む)と救急処置法、環境教育と自然保護、指導技術と企画の立て方 |
4科目すべてに合格すると一次試験の合格者となり、二次試験で実技試験と面接を受けます。実技試験では、あらかじめ示される素材の一つを使って森林インストラクターとしての模擬演技を行います。協会の養成講習や、協会が認定した国・地方公共団体等の講習を修了した人は、申請により実技試験が免除されます。試験当日は「森林インストラクターの責務及び役割」の講習の受講も必須です。
令和8年度の日程と費用
| 項目 | 令和8年度 |
|---|---|
| 申込受付 | 6月1日〜7月31日(終了) |
| 一次試験 | 9月27日(日)。札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・高知・福岡の7会場。合格通知は11月上旬ごろの予定 |
| 二次試験 | 11月14日(土)または15日(日)のいずれか1日。会場は東京都文京区の林野会館 |
| 受験手数料 | 20,000円(税込)。受験しなかった場合や二次試験に進めなかった場合も返還されません |
| 登録料 | 5,000円(税込)。登録の有効期間は5年で、更新時も同額 |
一次試験は時間帯ごとに科目が分かれており、9時30分の林業から15時40分終了の安全及び教育まで、1日で4科目が行われます。
受験前の確認と当サイトの提案
当サイトの提案:令和8年度の申込は終わっているため、次は令和9年度の募集要項が公表される時期に協会の「協会からのお知らせ」を確認してください。4科目を一度に合格する必要はないので、得意な科目から取り、科目合格の有効期間5年を使って計画的に残りを受ける方法もあります。実技試験に不安がある人は、協会の養成講習を修了すると実技試験が免除される点も比べてから、講習を受けるかどうかを決めるとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。