TOEFL iBTとは
TOEFL iBTは、米国の非営利団体ETSが開発する英語能力試験です。日本ではETS Japan合同会社がTOEFLテスト日本事務局として受験案内を出しています。日本事務局によると、スコアは世界160か国、13,000以上の大学・大学院などで使われ、英語圏の大学への留学のほか、日本国内でも大学・大学院入試、単位認定、教員・公務員試験などで利用されています。合否のある資格とは異なり、スコアで英語力を示す試験です。
ETSには団体向けのTOEFL ITPなど別の試験もありますが、この記事では個人が受けるTOEFL iBTを扱います。
2026年1月からの試験構成とスコア
TOEFL iBTは2026年1月21日に改訂されました。改訂版はReading、Listening、Writing、Speakingの4セクションで構成され、試験全体の所要時間は約2時間です。ReadingとListeningは2段階のアダプティブ方式で、1つ目のモジュールの正答率に応じて2つ目のモジュールの難易度が変わります。
スコアは総合と各セクションとも1から6までの0.5刻みで表示されます。2026年1月21日から2年間は、従来の0〜120に対応する参考値もスコアレポートに併記されます。スコアは受験から3日以内にETSアカウントで確認でき、有効期間はテスト日から2年間です。
受験料・日程・申込
日本国内の受験料は通常US$195で、2025年4月1日にUS$50引き下げられました。料金は米ドル建てのため、円での支払額は為替によって変わり、日本事務局は円建ての領収書を発行していません。ETSの受験要綱によると、通常のオンライン申込はテスト日の7日前までで、その後もテスト日の2日前までは追加料金を払えば申し込めます。
会場受験は全国のテストセンターで行われ、日本事務局のテスト日程ページでは2026年10月から2027年3月まで毎月複数の実施日が公表されています。自宅で受ける自宅受験も選べますが、使用する機器や部屋の要件を満たす必要があります。
受験できる人と本人確認書類
日本事務局とETSの案内には、学歴などの受験資格の定めは示されていません。その一方で、当日の本人確認は厳格です。日本事務局は、日本国籍の人は原則としてパスポートを提示するよう求めており、会場受験に限ってマイナンバーカードと運転免許証も使えると案内しています。自宅受験で使えるのはパスポートだけです。外国籍の人はパスポートを持参します。
本人確認書類は、原本で有効期限内、顔写真付きのものに限られます。電子媒体のものは無効です。予約時に登録した氏名と書類の氏名が完全に一致していないと受験できないため、ローマ字の綴りまで確認が必要です。オーストラリアや英国での就学・就労・定住を予定している人は、それぞれの入国管理当局が求めるパスポートなどを提出する必要があります。
ETSは、受験時に15歳以下の人には18歳以上の保護者などの同伴を勧めています。同伴者はテストセンターで同意書に記入・署名し、受験者と同伴者の両方が有効な本人確認書類を提示しなければなりません。条件を満たせない場合は、申込前にETSの不正防止部門(Office of Testing Integrity)に連絡するよう案内されています。
申し込む前に
当サイトの提案:最初に提出先の大学や機関が求めるスコアと、改訂後の1〜6のスコアを受け付けるかを確認してください。次に、手元の本人確認書類が有効期限内か、ETSアカウントに登録する氏名と一字一句同じかを確かめます。パスポートがなく自宅受験を考えている場合は受けられないため、会場受験を選ぶかパスポートを先に取得します。中学生以下で受験する場合は、同伴する保護者の本人確認書類も当日までにそろえておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。