全経簿記能力検定

公的資格 難易度 ★★★

1956年創設、文部科学省後援の歴史ある簿記検定。基礎簿記会計から上級まで5段階の等級があり、上級合格者は税理士試験の受験資格を得られる点が最大の特徴。2級合格までの勉強時間は目安として100時間前後、上級は500時間以上が推定される。

合格率
勉強時間 目安
100h
受験料
想定年収 目安
400
独自指標 / コスパ指数 ※当サイト独自試算
68
収入B
難易度B
受験料B
算出: 想定年収÷勉強時間÷受験料の独自スコア

全経簿記能力検定とは?資格の概要

資格区分公的資格
主管公益社団法人 全国経理教育協会
試験日年4回(5月・7月・11月・2月)、上級のみ年2回(7月・2月)
受験資格受験資格なし

全経簿記能力検定(正式名称:全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験)は、公益社団法人全国経理教育協会が1956年から実施している簿記検定試験。文部科学省が後援しており、公的資格として位置づけられる。

等級は基礎簿記会計・3級・2級・1級・上級の5段階。最上位の上級合格者は税理士試験の受験資格を得られるため、税理士を目指す社会人・学生にとって実質的な登竜門となっている。日商簿記と並ぶ二大簿記検定のひとつとして経理業界で認知されている。

受験資格は一切なく、年齢・学歴・職歴を問わず誰でも受験できる。試験形式は筆記のみ。

こんな人におすすめ

  • 税理士試験の受験資格を取得したい社会人・学生(上級)
  • 経理職への転職・就職活動で即戦力をアピールしたい人
  • 日商簿記と並行して取得し、簿記スキルの客観的証明を増やしたい人
  • 経理専門学校在学中または卒業後にキャリアの基礎を固めたい人

難易度と勉強時間の目安

等級によって難易度は大きく異なる。基礎簿記会計・3級は簿記未経験者が数十時間の学習で到達できる入門レベル。2級は仕訳・財務諸表の基礎をしっかり理解する必要があり、勉強時間の目安は80〜120時間程度と推定される。

1級は工業簿記・原価計算も加わり、難易度が上がる。最上位の上級は日商簿記1級と同等以上とされており、合格まで500時間以上の学習が必要と推定される。上級は試験が年2回(7月・2月)しかないため、受験スケジュールの管理が重要になる。

独学で合格できる?

3級・2級は独学での合格実績が多く、市販の標準問題集や公式テキストを使えば十分対応できる。1級以上は範囲が広く、独学では苦手分野の把握に時間がかかる傾向がある。

上級は税理士試験の登竜門として位置づけられるため、専門学校や通信講座の活用が現実的。独学にこだわる場合は、過去問の繰り返し演習と弱点分析を徹底することが合格への近道になる。

  • 簿記の基礎知識がすでにある(日商簿記2級以上の学習経験など)
  • 毎日一定時間の学習時間を確保できる
  • 市販テキストや問題集を自分で選定・管理できる
  • 3級・2級を目標としており、上級・税理士資格は将来の課題として切り分けている

取得後の年収・キャリア

全経簿記上級取得後に税理士試験へ進み、税理士資格を取得した場合の年収は、勤務税理士で目安として400〜600万円、独立開業後は規模や顧客数によって幅が大きい。経理職・会計事務所スタッフとしての就労が主なキャリアパスとなる。

2級・1級レベルでも、経理・財務職への就転職活動で評価される。日商簿記と比較すると知名度は劣るが、上級の「税理士試験受験資格」という付加価値は独自の強み。経理専門職として長期的にキャリアを積む際の土台として機能する。

おすすめのテキスト・通信講座

全国経理教育協会が公式に出版している「簿記能力検定試験標準問題集」シリーズは各級対応で、試験傾向に直結した問題演習が可能。書店や公式サイトから入手できる。2級以下は日商簿記向けの市販テキストも参考になるが、出題範囲や形式に違いがあるため、全経専用の問題集で仕上げることを推奨する。

上級を目指す場合は、税理士試験の簿記論・財務諸表論の学習カリキュラムと連動した専門学校の通信講座が効率的。独学との比較では、講師による採点・添削が苦手分野の早期発見に有効で、試験が年2回しかない上級ではロスを最小化できる点が大きい。通信講座を選ぶ際は全経上級に対応しているか事前に確認が必要。

📖 主な出典: 公式サイト(http://www.zenkei.or.jp/exam/bookkeeping) (取得日: 2026年4月7日)

基本情報・主管組織・受験資格・合格率などの事実情報は上記出典に基づきます。勉強時間・想定年収などは業界の一般的な目安として記載しており、個人差があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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マサキ
マサキ
編集・分析担当
国家資格・民間資格あわせて1,300超の試験データを管理しながら、合格者ブログ・体験談・SNS投稿を日々読み込んでいます。公式統計だけでは見えない「実際の手応え」「つまずきポイント」を受験生視点で記事に落とし込むのが担当です。

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