全日本カウンセリング協議会とは
一般社団法人全日本カウンセリング協議会は、1968年に創立された民間のカウンセラー養成機関で、協議会自身は「わが国最初の民間のカウンセラー養成機関」と説明しています。カール・ロジャーズのクライエント中心療法を出発点にしており、2022年5月から九州大学名誉教授の野島一彦氏が理事長を務めています。事務局は東京都新宿区下落合にあります。
協議会には札幌、東京、新潟、富山、福井、静岡、愛知、兵庫などの18団体が加盟し、各団体が養成講座やワークショップを開いています。事業は、通信講座によるカウンセラー養成、一級・二級・三級カウンセラーの資格認定、研修会、面接や電話によるカウンセリング、雑誌「カウンセリング」の出版の5つです。認定資格は民間資格で、国家資格の公認心理師とは別の制度です。
三級から一級までの認定基準
学歴は問われず、基礎コース、研修コース、専修コース、専門コースの順に学びます。1科目は36時間で2単位です。基礎コースで4単位、研修コースで学科の必修6単位と、ロールプレイング4単位・エンカウンターグループ2単位の実習を合わせた合計16単位(288時間)を修得し、加盟団体の代表が認定すると「三級カウンセラー」の認定証が与えられます。
三級取得後は専修コースで監督実習を受けて「二級カウンセラー」を目指します。二級の認定証を得るまでの学習期間は最低3年です。「一級カウンセラー」になる専門コースでは、ケースレポートと論文に加え、カウンセリング関連機関で1年以上の実践的な研さんを積むことが必要です。
費用の目安
| 段階 | 協議会が示す費用(消費税込み) |
|---|---|
| 三級まで(通信講座の入門コースから) | 入学金25,000円、各講座受講料とワークショップ参加費、認定料20,000円を含め合計296,000円 |
| 三級まで(ワークショップから) | 合計260,000円。宿泊費と交通費は別 |
| 二級まで | 専修コースの研修参加費(加盟団体により異なる)と認定料50,000円で、合計190,000円から230,000円 |
| 一級まで | 一級審査料50,000円と認定料100,000円で合計150,000円。面接やスーパービジョンの費用は別 |
2026年度の通信講座と研修会
通信講座は前期(4月生、4月1日から9月30日)と後期(10月生、10月1日から3月31日)の2期制で、定員は各期約30名です。2026年度後期の募集は9月30日に締め切られました。受講料は入門コース23,000円、基礎コース27,000円、研修コースの学科は各27,000円、ロールプレイングIとIIは各30,000円です。講座開始後は入学金と受講料が返金されません。
二級取得者の継続研修を兼ねたブラッシュアップ研修会(第32回二級カウンセラー研修会)は、2026年11月28日と29日にZoomで開かれます。参加費は2日間で10,000円、申込締切は11月20日で、二級認定カード更新時のポイントになります。他団体の人も参加できます。
学び始める人が確認すること
当サイトの提案:まず近くの加盟団体を一覧で探し、ワークショップや体験クラスに参加して、ロジャーズ派の学び方が自分に合うかを確かめてください。次に、三級まで進む場合の総額と、宿泊を伴うワークショップの日程を確認するとよいでしょう。二級まで最低3年かかるため、通信講座と加盟団体の研修会をどう組み合わせるかを最初に事務局へ相談しておくことをおすすめします。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。