主催団体と試験のねらい
Excel®表計算処理技能認定試験を主催・認定しているのは、株式会社サーティファイのソフトウェア活用能力認定委員会です。サーティファイの沿革では、この試験は1995年に始まったとされています。民間の検定で、国家資格ではありません。
試験の目的は、Microsoft Excelを使った表計算処理の技能と、それをビジネス実務に展開する能力を認定することです。実技試験では、素材データから分析表などの完成物を作ります。2026年3月31日時点の累計受験者数は853,782名、2025年度の平均合格率は81.7%と公表されています。
級ごとの内容と受験料
3級は簡単なワークシートの作成とデータ入力ができるレベル、2級は通常の表計算処理ができるレベル、1級はデータベースやビジネス帳票を含めた高度な表計算処理で業務を効率化できるレベルです。受験対象の目安として、3級は中学生から、1級は専門学校・大学生や社会人が挙がっています。
| 級 | 知識試験 | 実技試験 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| 1級 | 15分 | 90分 | 8,600円 |
| 2級 | 15分 | 90分 | 7,500円 |
| 3級 | なし | 60分 | 6,400円 |
知識試験は1・2級だけで、画面に表示される多肢選択式の15問です。実技試験は、連続したテーマに沿った大問5問で、仕様や指示に従ってワークシートを作ります。1・2級ではxlsm形式のファイルも扱います。合格基準は、1・2級が知識と実技の合計で得点率70%以上、3級が実技で70%以上です。出題範囲は2013から2024までのバージョンごとに公開されていて、2010版は2023年3月末で提供を終えています。推奨OSはWindows11で、Macには対応していません。
随時試験と公開試験
個人の受け方は2通りあります。随時試験は、サーティファイが認定したパソコンスクールなどの会場で受ける方法です。会場で受験日を決めて受験料を払い、そのあと「資格受付ONLINE」で会場コードと試験IDを入力して申込を済ませます。申込や支払いの方法は会場ごとに違います。
公開試験は、サーティファイが日程を決める年2回の試験で、自宅や勤務先から受けるリモートWebテストです。3級は10時から12時、1・2級は13時から15時の間に開始します。1・2級の試験時間は知識15分と実技90分の計105分です。
| 回 | 試験日 | 対応バージョン | 申込期間 | 結果発表 |
|---|---|---|---|---|
| 第9回 | 2026年7月5日 | 2021・2024 | 申込終了 | 2026年7月29日 |
| 第10回 | 2027年1月24日 | 2021・2024(予定) | 2026年11月10日〜2027年1月10日 | 2027年2月17日 |
合格者にはデジタルバッジとデジタル認定証明書がデータで発行されます。設問ごとの正答状況や配点は公開されていません。
随時試験は、全国621会場(2021年1月時点)で申込を受け付けていると案内されています。会場での申請と支払いが済むと、会場の試験実施担当者が申込を確定し、受験者はマイページで受験票を確認できます。試験当日は身分証など会場が指定するものを持参し、結果は試験後1か月以内をめどに知らされます。試験概要によると、1級と2級は特定非営利活動法人実務能力認定機構(ACPA)の検定試験認証を取得しています。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:最初に、自分のパソコンのExcelのバージョンが受けたい試験の対応バージョンに含まれるかを確認してください。公開試験は2021と2024が対象なので、それ以外の版を使っている人は随時試験の会場を探すほうが確実です。次に、知識試験がない3級から始めるか、知識試験のある2級から受けるかを、出題範囲の表を見て判断します。公開試験を選ぶ場合は、Windows11のパソコン、カメラ、スマートフォンとスタンドがそろっているかを申込前に確かめてください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。