病院清掃を受託する側の責任者
医療法施行規則は、病院等の清掃を委託する際の受託者の基準として、業務を管理するための知識・経験を有する受託責任者などを定めています。清掃の実施だけでなく、従事者への教育、作業の質の確認、病院側との連絡・報告も関わる役割です。
全国ビルメンテナンス協会の講習は、責任者に必要な病院清掃の知識を身に付けるためのものです。講習修了者個人の証書と、受託事業者を対象とした医療関連サービスマークの認定は別の制度です。
新規講習の受講資格
清掃業務の経験が3年以上あり、そのうち医療機関の清掃業務の経験が6か月以上あることが必要です。一般の事務所等で清掃を3年間経験しただけで、医療機関での経験も満たしたことにはなりません。
申込前に勤務先ごとの業務内容と従事期間を整理し、申請書に記載する経験が条件に合うかを確認してください。講習を修了すれば過去の経験不足を補える、という仕組みではありません。
2026年度はオンラインと集合講習を組み合わせる
新規講習はオンラインの学科講習と、指定会場での集合講習・考査で構成されています。講習を受講して考査に合格した人に修了証書が交付されます。オンライン部分があるため、パソコンやスマートフォン等で受講できる環境も必要です。
2026年度の申込期間は4月20日から5月18日までで、集合講習も終了しています。次に受講する方は、新しい開催回の案内を確認してください。過去の会場・受付期間をそのまま使って申し込むことはできません。
料金と4年間の有効期間
2026年度の新規講習料は、ネット申請では会員28,600円・非会員41,800円、郵送申請では会員31,900円・非会員45,100円です。いずれも税込で、「会員」は協会加盟企業に所属する受講者など、案内に定める区分を指します。
修了証書の有効期間は4年間で、更新する場合は再講習の受講が必要です。2026年度案内では、過去の修了記録を確認できれば有効期間満了後でも再講習を受講できるとされています。期限が切れた証書を、有効な証書として扱えるという意味ではありません。
受講前に職場で整理しておくこと
当サイトの提案として、担当区域、作業手順、病院側への報告方法、新人への教育内容を確認し、分からない点を講習に持ち込むと役立ちます。実務では医療機関の指示や契約上の手順に従い、資格取得だけで清掃範囲や判断権限が広がると考えないことが大切です。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。