特別港湾潜水技士の位置づけ
特別港湾潜水技士は、一般社団法人日本潜水協会が港湾工事等における水中部施工状況の調査に従事する潜水士の資格として創設し、平成30年度から認定試験を行っている資格です。協会は、工事の潜水作業従事者を対象にした港湾潜水技士1〜3級とは異なる資格だと注意を促しています。
国が実施する国家資格ではなく、協会が認定する民間資格です。協会の申請により令和2年2月5日に国土交通省の「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格」に登録されました。登録の内容は、施設分野が港湾、対象業務が調査(潜水)、資格認定対象が担当技術者です。国土交通省の登録簿でも、令和7年2月14日付の登録として掲載されています。
2026年度の試験日程と受験料
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 願書受付 | 2026年9月7日から10月16日 |
| 試験日 | 2026年11月29日、13時開始 |
| 試験地 | 東京都、神戸市、福岡市、札幌市 |
| 受験料 | 35,000円 |
| 受験料の振込期限 | 2026年11月20日 |
| 合格発表 | 2026年12月25日 |
申込は協会ホームページからの送信が推奨され、郵送でも受け付けています。受験料は受験票に同封される振替用紙で払い込み、いったん払い込んだ受験料は理由を問わず返却されません。2026年10月4日時点では願書受付期間中です。
受験資格と試験内容
受験できるのは、日本潜水協会認定の港湾潜水技士1級を取得している人です。港湾潜水技士の資格が有効期限切れになっている間は受験できません。港湾潜水技士1級を受けるには2級合格後3年以上の実務経験が必要なので、特別港湾潜水技士は港湾潜水の経験を長く積んだ人向けの資格です。
試験は高気圧作業安全衛生規則に準拠して行われ、学科と口述で構成されます。学科では関係法令全般、港湾施工法全般、港湾構造物全般、港湾施設の出来形、水中部の施工状況の確認方法、潜水障害・潜水時間を扱います。口述は面談による潜水経験の確認などです。試験とは別に技術講習会の案内も出ています。
当日は12時30分に開場し、13時に試験が始まり、終了は17時の予定です。会場は東京都港区新橋、神戸商工貿易センタービル、福岡市博多区の博多駅近くの会議施設、札幌市の北農健保会館で、受験者数などにより変わることがあります。合格発表の日には、協会本部に合格者の受験番号が掲示され、協会のホームページにも掲載されます。合格者には同じ日付で合格証が送られます。
更新しないと失効する点に注意
国土交通省登録資格として認定を受けるには、所定の期間内に更新講習を受講し、5年に1度の資格更新を行う必要があります。協会によると、港湾潜水技士手帳などで期間内の更新講習会の受講が確認できない場合は失効とみなされます。更新講習の内容は港湾潜水技士1〜3級の更新講習と同じです。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:受験を考えている人は、最初に手元の港湾潜水技士1級の有効期限を確認してください。期限が近い場合は、先に更新講習会の日程と空きを協会のページで調べ、資格を有効な状態にしてから願書を出す順番が安全です。2026年度に受けるなら、10月16日の願書締切と11月20日の振込期限を手帳に書き込み、学科で問われる出来形や水中部の施工状況確認の方法を、自分が関わった調査業務の記録と照らして見直しておくとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。