歯科技工士は、入れ歯、被せ物、詰め物、矯正装置などの製作・加工・修理に関わる国家資格です。ものづくりの技術と歯科の知識を結びつけ、歯科医師などと連携して歯科医療を支えます。
代表的な養成経路と受験資格の例外
高校卒業後などに、2年以上の指定養成課程で学び、国家試験を目指す経路が代表的です。現在の受験要項では、文部科学大臣の指定した学校、都道府県知事の指定した養成所の卒業者等が対象で、2027年3月15日までの卒業見込みも含まれます。
このほか、歯科医師国家試験または歯科医師国家試験予備試験を受けることができる人や、外国の学校・免許について厚生労働大臣が同等以上と認めた人にも経路があります。「国内の歯科技工士養成校卒業だけが唯一の受験資格」という説明は正確ではありません。経験や学歴に応じて公式要項の区分を確認します。
第12回は2027年2月21日の全国統一試験
- 試験日:2027年2月21日
- 出願期間:2026年12月1日〜7日。原則書留郵送、最終日の消印有効
- 受験手数料:30,000円。歯科医療振興財団所定の払込用紙で納付
出願先は一般財団法人歯科医療振興財団です。「毎年3月に都道府県ごとに実施される試験」という案内ではありません。出願期間が短いため、写真や証明書は受付開始前から準備し、卒業予定者は学校の提出予定も確認しましょう。
学説試験と実地試験の両方を確認
学説試験には歯科理工学、歯の解剖学、顎口腔機能学、有床義歯技工学、歯冠修復技工学、矯正歯科技工学、小児歯科技工学、関係法規があります。実地試験は歯科技工実技です。筆記問題の学習だけで準備が完了する試験ではありません。
合格後は登録機関への免許申請を行い、歯科技工士名簿への登録を受けます。卒業、国家試験合格、免許登録は別の段階なので、就業までの手続きを確認してください。
学校・仕事を比較するときの視点
当サイトの提案:学校見学では、手作業とデジタル技工の両方の実習環境、材料費、実地試験に向けた指導、自習できる設備を質問します。製作物は完成したかだけでなく、指示をどう読み、どの段階で確認・修正したかも振り返ると、教員に質問する内容を具体化できます。
就職先には歯科技工所、歯科診療所、病院、関連企業などがあります。担当する製作工程、確認体制、納期管理、労働時間を比べ、手先の器用さや資格取得だけで将来の待遇が決まると考えないようにしましょう。
参照資料と確認日
2026年10月1日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。