どんな試験か
ゲーテ・ドイツ語検定試験は、ドイツ連邦共和国を代表する文化機関ゲーテ・インスティトゥートが世界各地で実施しているドイツ語の試験です。外国語または第二言語としてのドイツ語の力を証明するための試験で、ドイツ国籍の有無に関係なく受験できます。レベルはヨーロッパ言語共通参照枠(GER)の6段階に合わせてA1からC2まであり、大人向けのほかA1・A2・B1・B2には青少年向けの試験もあります。
ゲーテ・インスティトゥート日本によると、この試験はビザ申請、職業資格の認定、大学入学などで使われる語学証明です。たとえばA1(Start Deutsch 1)のページでは、ドイツ人配偶者との滞在ビザ取得のための語学証明やオペア応募の例が挙げられています。ただし、どのレベルが必要かは提出先が決めるため、目的に合わせて確認が必要です。
日本での受験方法と会場
日本ではゲーテ・インスティトゥートが関東と関西でA1からC2までの試験を実施しています。試験規程に記載された会場は、ゲーテ・インスティトゥート東京(東京都港区赤坂)と関西日仏学館・京都(京都市左京区)です。B1・B2・C1にはパソコンで受けるデジタル版があり、会場は東京で、所要時間や合格証の有効性は紙の試験と同じとされています。なお、2026年9月25日のB2、26日のA1、27日のB1はデジタル版の予定から紙の試験に切り替えられました。
申込みは各試験ページの日程欄からオンラインショップで行い、受験料はクレジットカードで支払います。カード払いを使わない場合は語学部事務所に相談すると振込用の手続きが案内され、請求書を受け取ってから7日以内に入金がないと登録は取り消されます。各日程には定員があり、口頭試験の時間帯は申込みの早い順に割り当てられます。試験日の過去6か月以内にゲーテ・インスティトゥートのコースを受講した人には受講生料金が適用されます。
受験の単位と合格基準
A1とA2は試験全体をまとめて受験します。A2で不合格になった筆記または口頭のパートは、1年以内に1回だけ再受験できます。B1・B2・C1・C2はモジュール式で、「読む」「聞く」「書く」「話す」を個別にも組み合わせても受けられ、モジュールの再受験に期限はありません。
| 試験 | 合格の条件(公式FAQより) |
|---|---|
| A1 Start Deutsch 1 | 全パートを受験し60点以上(満点の60%) |
| A1 Fit in Deutsch 1 | 全パートを受験し30点以上(満点の50%) |
| A2 | 60点以上で、筆記45点以上かつ口頭15点以上 |
| B1〜C2 | モジュールごとに60%以上で合格 |
合格証に有効期限はありません。ただし公式FAQは、多くの研究機関や企業が取得後2年以内の証明書を求めていると説明しています。ドイツの大学入学については、C2のドイツ語大ディプロムなど一部の証明書がTestDaFや大学のドイツ語試験(DSH)の免除対象になるとされています。
当日の持ち物と欠席時の扱い
試験当日はパスポート、運転免許証、顔写真付きマイナンバーカードなど、有効な写真付き身分証明書の原本が必要です。提示できないと受験できず、受験料も返金されません。解答は黒か青のボールペンで書き、鉛筆や消せるボールペン、修正液は使えません。病気やけがで欠席を申し出た場合は、試験後5日以内に診断書を出せば受験料を次回以降の試験日に振り替えられますが、返金はされません。
申込み前の確認ポイント
当サイトの提案:まず提出先(大学、ビザ窓口、勤務先)に、必要なレベルとGoethe-Zertifikatで足りるかを確認してください。次に、受けるレベルのページで東京・京都の日程、申込締切、受験料を見て、本人確認書類の氏名表記がアルファベットの登録内容と一致するかを確かめると、当日のトラブルを防げます。B1以上は苦手なモジュールだけを受け直せるので、一度に全モジュールを受けるか分けるかも、提出期限から逆算して決めるとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。