仏検の位置づけと級の構成
仏検は1981年に創設された、日本の学習者を対象とするフランス語の技能検定です。実施団体は公益財団法人フランス語教育振興協会で、文部科学省と在日フランス大使館文化部が後援しています。国家資格ではありませんが、大学の単位認定や編入学試験の資格条件などに使われています。
級は1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の7段階です。1級は春季だけに行われ、秋季は準1級から5級までです。要項では準1級がCEFRのB2、2級がB1、準2級がA2、3級がA1にほぼ対応するとしています。1級合格者は、全国通訳案内士試験の外国語筆記試験(フランス語)が免除されます。
試験の形式
3級・4級・5級は筆記と聞き取りの試験だけで、2次試験はありません。準2級・2級・準1級は1次試験で筆記と書き取り・聞き取りを行い、合格者が2次試験の面接に進みます。面接時間は準1級が約7分、2級と準2級が約5分です。準1級は課題についてのスピーチと質疑応答、2級と準2級はフランス語での質疑応答が行われます。
1次試験に合格して2次試験に不合格または欠席だった場合は、1次試験免除の制度があります。2級・準2級は次の季の1回だけ、1級・準1級は翌年度の受験の1回だけ2次試験から受けられます。出願時に免除申請欄の記入が必要で、検定料の割引はありません。
2026年度秋季の日程と検定料
1次試験は2026年11月15日(日)、2次試験は2027年1月24日(日)です。出願締切はインターネットが10月21日、願書郵送が10月14日消印有効です。受験票は11月4日に発送されます。受験地は願書に記載された都市から選び、受験地によっては実施されない級もあります。
| 級 | 検定料(単願・税込) |
|---|---|
| 準1級 | 14,000円 |
| 2級 | 11,000円 |
| 準2級 | 10,000円 |
| 3級 | 8,000円 |
| 4級 | 7,000円 |
| 5級 | 6,000円 |
隣り合う2つの級は併願でき、2つの検定料の合計から2,000円が割り引かれます。検定料とインターネット申込のシステム手数料は、2026年度春季試験から改定されました。
合格基準点の目安
秋季要項には過去6回の合格基準点の平均が載っています。1次試験は準1級が120点満点中66点、2級が100点満点中59点、準2級が57点、3級が60点、4級と5級が59点です。2次試験は準1級が40点満点中23点、2級が30点満点中19点、準2級が18点です。基準点は回ごとに変わるため、あくまで目安です。
受験準備の進め方
当サイトの提案:まず要項の「6つの級の内容と程度」と仏検ホームページの過去問題サンプルを見て、受ける級を決めましょう。準2級以上を受ける方は、2次試験の日程も予定に入れておきます。出願はインターネットのほうが締切が遅いものの、受験地と実施級の組み合わせは先に願書の一覧で確認しておくと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。