技能検定としての位置づけ
情報配線施工技能検定は、特定非営利活動法人高度情報通信推進協議会が、職業能力開発促進法第47条第1項に基づく指定試験機関として実施する国家検定です。受検の申請先も協議会です。学科試験と実技試験の両方に合格すると、等級ごとに情報配線施工技能士と名乗ることができます。合格証書は、1級が厚生労働大臣名、2級と3級が協議会理事長名で発行されます。
対象となる仕事は、オフィス、住戸、ビルの中でブロードバンドネットワークを構成する情報配線を施工することです。試験範囲は、実技が光ケーブルとメタルケーブルの配線施工、学科が情報ネットワーク概論、配線施工機材と工具、情報配線システム、メタルケーブルと光ケーブルの配線施工、測定試験、安全衛生です。学科は満点の70%以上で合格です。
等級ごとの受検資格
3級は、情報配線施工関連業務に従事している人と、これから従事しようとする人が受けられます。2級と1級は学科試験を先に受け、学科に合格した人が別の日に実技試験を受けます。
| 試験 | 主な受検資格 |
|---|---|
| 2級学科 | 実務経験2年以上、職業高校・短大・高専・専修学校などの卒業者や普通職業訓練の修了者、大学卒業者、高度職業訓練の修了者、3級合格者のいずれか |
| 1級学科 | 実務経験7年以上、職業高校などの卒業後5年以上、大学卒業後3年以上、高度職業訓練修了後1年以上、2級合格後2年以上の実務経験のいずれか |
| 1級・2級実技 | 同じ等級の学科試験の合格者。実技の試験日が学科合格日から2年以内の場合に限ります |
学校卒業や訓練修了で受検する場合は、情報配線施工に関する科目を含む学科・訓練科であると協議会が認めたものに限られます。実務経験に当たるかどうかは自己申告ですが、虚偽が判明すると合格後でも認定が取り消される場合があります。
令和8年度の残りの日程
| 試験 | 受検申請期間 | 試験日 |
|---|---|---|
| 第2回2級学科・第1回1級学科 | 令和8年8月24日〜9月18日(終了) | 令和8年11月7日(土) |
| 第3回3級(学科・実技) | 令和8年11月9日〜12月11日 | 令和9年1月30日(土) |
| 第2回2級実技・第1回1級実技 | 令和8年11月9日〜12月11日 | 令和9年1月30日(土) |
第3回3級は同じ日に学科(10時から60分)と実技(ペーパー試験30分と作業試験30分)を行います。3級の受検地区は北海道、岩手、宮城、栃木、埼玉、東京、石川、愛知、兵庫、広島、香川、福岡です。1級実技は東京と兵庫で実施されます。
受検手数料(令和8年度要項)
| 試験 | 手数料(非課税) |
|---|---|
| 3級学科・3級実技 | 各6,500円(同時受検は13,000円) |
| 2級学科 | 7,000円 |
| 2級実技 | 22,000円 |
| 1級学科 | 7,500円 |
| 1級実技 | 28,000円 |
3級は、23歳未満の在職者(雇用保険被保険者)と学生を対象に減免があり、学科と実技の同時受検で9,400円です。インターネットで減免を申請する場合は、別に証明書の郵送が必要です。2級実技と1級には減免措置がありません。納入した手数料は返還されず、次回への充当もできません。
申請の方法
受検申請は、協議会ホームページからのインターネット申請が基本で、事前登録をしてIDを取得してから手続きします。インターネットで申請できない場合は、要項に添付された申請書を簡易書留で協議会の技能検定試験事務局へ郵送します。団体単位で一括申請すると、団体が用意する会場で受検できる場合があります。
受検までの進め方
当サイトの提案:実務経験が浅い人は3級から始め、合格すれば2級学科の受検資格を得られます。2級以上を受ける人は、学科合格から2年以内に実技を受ける必要があるため、学科と実技の申請期間を続けて手帳に書き込んでおいてください。第3回3級の申請は12月11日で締め切られるので、23歳未満の在職者や学生は減免の証明書を早めに勤務先や学校から取り寄せておくと手続きが間に合います。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。