マリン整備士とはどんな資格か
マリン整備士は、広島県尾道市にある一般財団法人尾道海技学院が、自校の講習修了者に交付する民間の認定資格です。学院の案内では、講習修了時に学科・実技のレベルに応じた本校独自の「1〜3級マリン整備士認定証」を付与すると説明しています。国や業界団体が認定する資格ではありません。
講習では小型船舶の整備を学び、学科のほか、エンジンの分解・計測・組立・運転やFRPの補修などの実技も行います。小型船舶のエンジンや船体の整備、セールスエンジニアを目指す人の技術習得や、企業の新人研修にも対応するカリキュラムとされています。なお、船舶の機関整備技術者の資格には、日本舶用機関整備協会の舶用機関整備士という別の制度もあります。
講習の種類と料金
2026年度の料金・日程表(2026年7月改定)に掲載されているコースは次のとおりです。料金は税込で、別途教本代17,600円が必要です。
| コース | 日数 | 受講料 |
|---|---|---|
| マリン整備士(エンジンと船体) | 15日 | 297,000円 |
| マリンエンジン整備士 | 10日 | 196,350円 |
| マリン船体整備士 | 5日 | 127,050円 |
| 4サイクル船外機短期(整備士講習の受講者のみ) | 2日 | 35,490円 |
| マリンメンテナンス講習(ディーゼルエンジンなど) | 3日 | 53,130円 |
マリン整備士とマリンエンジン整備士の講習は、学科試験と実技審査を経て認定証が交付されます。マリン船体整備士は、マリン整備士またはマリンエンジン整備士の講習を受けた人だけが続けて受講できます。3日間のマリンメンテナンス講習は認定証の対象外で、修了証が交付されます。1日の講習時間は9時30分から16時20分です。
このほか、自宅で3か月間問題集を解いてマリン整備士全般の学科だけを学ぶ通信教育コースもあります。受講条件は舶用や自動車整備の実務経験がある人とされ、毎月1日に開講します。通信教育でも別途教本が必要です。過去にマリン整備士関連の講習を受けた人には、受講料の割引制度があります。
2026年度の日程と申込方法
15日間のマリン整備士講習は、2026年度は6月9日から25日と、10月6日から22日の日程が組まれています。受講資格は16歳以上です。申込は電話または学院の公式LINEで予約し、講習開始日の10日前までに受講申込書を送ります。10月の講習はすでにこの期限を過ぎているため、受講を希望する場合は学院に電話で相談する必要があります。
申込書の受領後に受講受付通知書が届き、記載された金額を振り込むと正式な受付になります。開講日の1週間前までに申込書と入金が確認できないとキャンセル扱いになります。最少開講人数に満たない場合は中止になることもあります。提携ホテルの宿泊を学院経由で予約した人は、宿泊施設と学院の間を無料のスクールバスで送迎してもらえます。
受講を考えている人へ
当サイトの提案:まず、仕事で整備を担当したいのか、自分のボートを整備したいのかを決めてください。自分の船のエンジンの手入れが目的なら、3日間のマリンメンテナンス講習で足りる場合があります。認定証が必要な人は15日間のコースを選び、受講料と教本代に加えて宿泊費と交通費を含めた総額を見積もってから、平日に学院へ電話して空き状況を確認するとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。