作業療法の「作業」は、工作だけを意味しません。食事、家事、仕事、趣味、遊びなど、その人にとって目的や価値のある生活行為を指します。作業療法士を目指すときは、技法の名前だけでなく、誰のどんな生活を支えたいかを考えてみましょう。
作業療法士が支える生活と参加
医師の指示の下で作業療法を行う国家資格です。身体・精神・発達・高齢期の課題などにより生活に困難のある人を支え、心身機能だけでなく、実際の活動や環境にも働きかけます。日本作業療法士協会は、日常生活、職業に関する活動、福祉用具、住環境への適応などを対象として説明しています。
指定課程と第62回の受験条件
大学入学資格を持ち、指定された学校・養成施設で3年以上必要な知識・技能を学ぶのが代表的な経路です。外国の学校・免許に関する厚生労働大臣の認定等もあるため、自分の経歴に該当する受験区分を確認します。
- 筆記試験:2027年2月21日
- 出願期間:2026年12月14日〜2027年1月4日。書留郵送は最終日の消印有効
- 受験手数料:10,100円
重度視力障害者に対する口述・実技試験は2月22日で、筆記の実地問題を代替するものです。卒業・修業見込みで出願した人は、2027年3月11日午後2時までに証明書を提出する必要があります。
合格基準は総得点と実地問題の両方
2026年の第61回では、総得点167点以上/278点、かつ実地問題43点以上/120点が合格基準でした。全体の合格率は91.2%、新卒者は96.6%です。この回の採点上の扱いを含む数字なので、次回も同じ満点・点数になると決めつけないでください。
一般問題だけで得点を確保すればよいという試験ではありません。事例の条件を読み、生活上の課題と支援方針を結びつける学習も必要です。
学校選びと学習計画の作り方
当サイトの提案:学校見学では身体・精神・発達などの実習体制、実習期間中の生活、困ったときの相談先を質問します。夜間課程でも実習の日程まで夜間とは限らないため、働きながら通う場合は時間割以外も確かめましょう。
復習では、事例ごとに「本人が望む活動」「活動を難しくしている要因」「支援の目標」を短く書き出し、授業の根拠に戻って確認します。学費や職場の待遇は学校・勤務先ごとに比較し、職種全体の将来年収や残業の有無を一律に断定しないことが大切です。
参照資料と確認日
2026年10月1日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。