植栽基盤診断士の役割
植栽基盤診断士は、一般社団法人日本造園建設業協会(日造協)が認定する民間資格です。協会は、植栽基盤・土壌・植物・植栽に関する知識と経験を持ち、土壌調査と診断の結果をもとにした処方を総合的に行える人として位置づけています。植物がよく育つ土壌環境を整える植栽基盤整備の専門家という説明です。
資格取得までの流れは、植栽基盤診断士補研修会の修了、植栽基盤診断士認定試験の学科試験、実地試験の3段階です。学科試験には実務経験と関連資格の要件があるため、造園や緑化の現場経験を積んだ人が受ける資格だといえます。
植栽基盤診断士補研修会
最初の段階の診断士補研修会は受講資格を問いません。2日間で学科研修と実技研修を受け、最後に修了試験があります。開催は各総支部が受け持ち、2026年度は6月に埼玉県さいたま市、名古屋市、福岡市で開かれました。研修会の日時や受講料、申込方法は開催する総支部に問い合わせます。協会のFAQによると、診断士補の修了認定には有効期限がありません。
学科試験の受験資格と内容
学科試験は次の3つの要件をすべて満たす人が受けられます。
- 植栽基盤診断士補である
- 植栽基盤整備または植栽に関する調査、設計、施工、管理の実務経験が2年以上ある
- 1級造園施工管理技士、1級造園技能士、樹木医、指定部門の技術士、RCCM造園部門、登録ランドスケープアーキテクトのいずれかである。2級造園施工管理技士と2級造園技能士は取得後に造園の実務2年以上が必要。資格がない場合は造園に関する実務10年以上
試験は4者択一式20問と計算・記述式1問です。受験料は一律5,500円(税込)で、申込書に記入して受験料を納め、本部事務局へ送ります。2026年度は9月13日に全国一斉で実施されました。協会のページには2021年度から2026年度までの学科試験問題が掲載されています。
2026年度の実地試験
実地試験は40分の口頭試問で、過去3年以内に学科試験に合格した人が受けられます。受験料は一律38,500円(税込)です。2026年度の予定は、東京会場が11月4日〜5日、愛知会場が11月10日、福岡会場が11月18日です。広島会場は受験予定者が少ない見込みのため中止になりました。各日とも午前、昼、午後の3つの時間帯から選びます。
申込期間は2026年10月1日から10月16日までで、2026年10月4日時点で受付中です。2026年度の学科合格者は申込書A、2023年度から2025年度の学科合格者は申込書Bを使い、書留など記録が残る方法で本部事務局へ送ります。
申込と問い合わせの窓口
植栽基盤診断士の手続きは、段階によって料金を受け取る団体が違います。診断士補研修会と修了試験は申し込んだ総支部が窓口で、関東・甲信総支部と本部事務局は別の組織です。学科試験と実地試験、資格更新は本部事務局が扱います。「学科試験対策講習会」などの対策講習会は、各地の支部・総支部が独自に開いているもので、内容や日程は開催する支部・総支部に問い合わせます。
学科試験の申込書では、植栽基盤整備や植栽に関する実務経験を4つの項目に分けて書きます。協会のFAQは、分類が難しいときは総期間を当てはまりそうな項目に等分して記入するよう案内しています。試験の結果は協会のページで公表されますが、得点や不合格の理由は照会できません。
資格の更新
登録認定の有効期間は5年で、5年ごとに更新します。2026年の更新期間は8月1日から9月30日まででした。更新登録認定料は11,000円です。手続きは期間内に資格者専用ページから行い、期間外には受け付けられません。
当サイトの提案:2026年度の学科試験に合格した人は、10月16日の締切までに申込書Aと受験料38,500円を準備し、希望会場と時間帯を決めてください。これから目指す人は、まず手持ちの資格が学科試験の3つ目の要件のどれに当たるかを確認し、要件を満たす見込みの年度に合わせて翌年6月ごろの診断士補研修会を総支部に問い合わせる順番がよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。