資格一覧.com
メニュー

資格・講習・登録制度の解説

ガス主任技術者

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 6項目

ガス主任技術者の役割と免状の種類

ガス事業法第25条は、ガス小売事業者に、ガス主任技術者免状を持ち所定の実務経験がある人のうちからガス主任技術者を選任し、ガス工作物の工事、維持、運用に関する保安を監督させるよう求めています。日本ガス機器検査協会(JIA)の説明では、第25条のほか第65条と第98条でもガス事業者に選任が義務づけられ、事業場ごとに保安を監督させる仕組みです。

第26条により、免状は甲種、乙種、丙種の3種類です。監督できる範囲はガス事業法施行規則で定められ、JIAの説明では主に次のとおりです。

免状 監督できる範囲
甲種 ガス工作物の工事、維持及び運用
乙種 最高使用圧力が中圧と低圧のガス工作物、特定ガス工作物とそれに係るガス工作物
丙種 特定ガス工作物とそれに係るガス工作物

免状を受けられるのは、ガス主任技術者試験に合格した人か、同等以上の知識と技能を持つと経済産業大臣が認定した人です。

試験の実施体制と2026年度の日程

試験は毎年1回、免状の種類ごとに経済産業大臣が行い、JIAが指定試験機関として試験事務と免状の交付事務を担っています。令和8年度(2026年度)は、4月24日に試験内容が告示され、5月1日から願書の配付と受付が始まり、5月29日(消印有効)に締め切られました。試験は9月27日(日)に、北海道、宮城県、東京都、愛知県、富山県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県で実施されました。試験問題とマークシートの解答は10月2日に公表されています。合格者の発表は12月下旬の予定です。

受験資格の条件はなく、受験手数料は12,700円(非課税)です。願書を受け付けた後は、原則として手数料は返還されません。

試験科目と合格基準

甲種、乙種、丙種とも筆記試験で、午前にマークシート問題(2時間)、午後に論述問題(1時間)があります。出題範囲は種類ごとに異なり、甲種は高圧・中圧・低圧のすべて、乙種は中圧と低圧が対象です。丙種の製造・供給は、一つの団地内で70以上の供給地点に導管でガスを供給するガス小売事業(旧簡易ガス事業)が対象です。

区分 科目 出題と解答 配点
マークシート(五肢択一) 法令 16問出題、16問解答 80点
マークシート(五肢択一) 基礎 15問出題、10問選択 50点
マークシート(五肢択一) ガス技術(製造・供給・消費各9問) 27問出題、20問選択 100点
論述 法令 1問出題、1問解答 35点
論述 ガス技術 3問出題、1問選択 35点

合格には、合計300点満点で180点以上に加え、マークシートの法令25点以上、基礎15点以上、ガス技術30点以上、論述20点以上を満たし、論述の法令とガス技術のどちらも0点でないことが必要です。試験中は電卓などの電子機器を使えません。

合格後の免状申請

合格者には合格通知書が郵送され、合格者の受験番号は官報とJIAのホームページにも掲載されます。免状は、免状交付申請書に交付手数料3,100円の振込証明と合格通知書のコピーを添えてJIAへ送り、約1か月で届きます。合格発表直後は2か月ほどかかることがあります。

2027年度に向けた準備

当サイトの提案:まず勤務先の事業で必要な免状が甲種、乙種、丙種のどれかを確認してください。JIAは試験対策講習を行っておらず、参考図書は甲種・乙種が日本ガス協会、丙種が日本コミュニティーガス協会の扱いと案内しています。2027年度も願書は4月下旬に配付される見込みなので、春までに公表済みの過去問題で論述の書き方を確かめ、受付開始と同時に申し込めるよう準備しておくと確実です。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

日本ガス機器検査協会:ガス主任技術者試験

この記事の訂正を依頼する

次の一歩

次に準備すること

マサキ
マサキ
編集・分析担当
資格の受験条件・費用・試験情報を整理し、資格選びと学習計画の判断材料を提供しています。記事ごとに公式案内や参照資料を確認し、確認済みの範囲を本文に記載します。2026年9月から既存記事を順次点検しています。編集方法と情報の取り扱いは運営方針をご覧ください。