ボイラー整備士の業務範囲
ボイラー及び圧力容器安全規則第35条は、労働安全衛生法施行令第20条第5号の業務のうちボイラーの整備の業務について、ボイラー整備士免許を受けた者でなければ就かせてはならないと定めています。施行令第20条第5号の対象は、小型ボイラーと一定規模以下の小規模なボイラーを除くボイラー、そして施行令第6条第17号の第一種圧力容器の整備業務です。
安全衛生技術試験協会の紹介ページでも、一定の大きさを超えるボイラー又は第一種圧力容器の整備の業務を行う際に必要な資格と説明されています。運転を担うボイラー技士とは別の免許で、整備の業務に就くにはボイラー技士免許とは別にこの免許が必要です。
試験科目と合格基準
試験は学科試験のみで、試験時間は13時30分から16時までの2時間30分です。
| 科目 | 出題数と配点 |
|---|---|
| ボイラー及び第一種圧力容器の整備の作業に関する知識 | 10問(30点) |
| 整備の作業に使用する器材、薬品等に関する知識 | 5問(20点) |
| 関係法令 | 5問(20点) |
| ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識 | 10問(30点) |
合格基準は、科目ごとの得点が40%以上で、かつ合計が60%以上であることです。特級・一級・二級のボイラー技士免許を受けた人などは「ボイラー及び第一種圧力容器に関する知識」が免除され、試験時間は13時30分から15時10分までの1時間40分になります。普通職業訓練のボイラー運転科の修了者も同じ科目の免除対象です。
2026年度の日程と申請方法
令和8年4月から令和9年3月までの試験日は、6月10日、10月2日、2027年2月15日の3回です。2026年10月4日時点で残っているのは2月15日で、北海道、東北、関東(市原)、中部、近畿(大阪試験場)、中国四国、九州の各センターで実施されます。九州センターは10月2日の実施がなく、関東センター東京試験場と近畿センター本体ではボイラー整備士試験は組まれていません。
試験手数料は学科試験共通の8,800円です。オンライン申請は試験日の2か月前から14日前まで、書面の郵送は第1受験希望日の2か月前から14日前の消印まで受け付けます。受付期間中でも定員に達すると締め切られます。受験票の発行後は、試験日の変更も手数料の返還もできません。
受験票は原則として申請先のセンターから郵送されます。合格者には免許試験合格通知書が届き、試験結果は各センターのホームページにも掲載されます。電話による結果の照会には応じていないため、通知書で合否を確認します。窓口に持参して申請する場合は、第1受験希望日の2か月前からセンター休業日を除く2日前まで受け付け、原則としてその場で受験票が渡されます。
合格後の免許申請に必要な経験
同規則第113条によると、ボイラー整備士免許は試験に合格し、次のいずれかに当たる人に都道府県労働局長が与えます。
- 施行令第20条第5号の業務の補助の業務に6か月以上従事した経験がある人
- 小規模なボイラー(小型ボイラーを除く)や一定の第一種圧力容器の整備の業務に6か月以上従事した経験がある人
- 普通職業訓練のボイラー運転科などを修了した人(同規則第97条第3号ロ該当者)
また同規則第114条により、満18歳に満たない人には免許が与えられません。試験の合格だけでは整備業務に就けない点に注意が必要です。
当サイトの提案
当サイトの提案:最初に、合格後の免許申請で使う6か月以上の経験を誰がどの書類で証明できるかを勤務先に確認してください。次に、ボイラー技士免許を持っているなら免除申請の添付書類として免許証の写しを準備し、2027年2月15日の試験なら、オンライン申請の受付は試験日の2か月前にあたる2026年12月15日ごろから14日前の2027年2月1日ごろまでが目安です。この期間を手帳に入れ、定員締切に備えて早めに申し込むと申込漏れを防げます。経験がまだ足りない人は、合格を先に済ませ、経験期間を満たした時点で免許申請に進む順番も検討できます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。