どんな検定か
技術英検は、英語の文書を正確に、明確に、簡潔に書く力を評価する検定です。公式サイトはこの3つの要件を技術英語の3C(Correct、Clear、Concise)と呼び、話す・聞くを含む4技能の試験とは異なり、文書作成力に絞って評価する点を特徴に挙げています。取扱説明書、仕様書、論文、規格のような技術文書のほか、ビジネスメールや議事録、プレゼンテーション資料にも通じる書き方を問います。
前身の工業英語検定から40年以上続き、これまでの受検者は29万人を超えると公式サイトは説明しています。現在の公式サイトは一般社団法人日本能率協会が運営しています。インターネット上には旧団体名や旧名称の工業英検で説明した古い情報も残っているため、日程や料金は日本能率協会の技術英検サイトで確認してください。
4つの級と合格基準
| 級 | 試験時間 | 合格基準 | 検定料(税込) |
|---|---|---|---|
| プロフェッショナル | 120分 | 合計75%以上(150点以上)。50%未満の解答が1問でもあれば不合格 | 17,000円 |
| 1級 | 80分 | 合計60%以上(120点以上) | 9,000円 |
| 2級 | 70分 | 合計60%以上(120点以上) | 一般6,900円、団体6,400円 |
| 3級 | 60分 | 合計60%以上(120点以上) | 一般3,600円、団体3,500円 |
2級と3級は全問マークシート方式です。1級はマークシート方式と記述式が半分ずつで、プロフェッショナルは全問記述式です。プロフェッショナルでは辞書を2冊まで持ち込めます。協会の目安では、高校・高専の1〜3年生は3級、高専の上級学年や大学生、若手社会人は2級、大学院生や翻訳に携わる人は1級以上が勧められています。級ごとに試験時間が違うため、同じ日に複数の級を受けることもできます。
受検方法と2026年度の日程
受検方法は、指定の日程・会場で受けるペーパー試験(PBT)と、テストセンターのパソコンで受けるコンピュータ試験(CBT)の2つです。PBTは年3回で、全級を実施する回と、プロフェッショナルを除く回があります。CBTは2級と3級だけが対象で、年末年始などを除いて好きな日時と全国の会場を選んで受けられ、試験終了後すぐにマイページで合否を確認できます。
| 回 | 試験日 | 実施級 | 申込期間 |
|---|---|---|---|
| 第142回 | 2026年10月17日 | 1級・2級・3級 | 8月14日〜9月18日(終了) |
| 第143回 | 2027年1月30日 | 全級 | 11月13日〜12月25日 |
第142回の合否発表は11月20日、第143回は2027年3月5日の予定です。PBTの個人受検会場は回によって異なり、第143回はさいたま市、秋葉原、立川、横浜市、名古屋市、大阪市、福岡市が予定されています。受検票と認定証は郵送されず、マイページからダウンロードします。
受検資格
受検資格は一切なく、年齢、職業、学歴を問わず誰でも受けられます。所定の要件を満たせば、学校や企業による団体受検もできます。法律上の資格ではありませんが、理工系の学生や技術文書・翻訳に関わる社会人が、英文作成力を示すために受けています。
受検を決める前に
当サイトの提案:まず公式サイトのサンプル問題と過去問題で、自分に合う級を確かめてください。2級か3級なら、日程を選べるCBTで早めに受けて結果を確認する方法があります。1級以上を目指す場合はPBTしかないため、第143回の申込期間である11月13日から12月25日を予定表に入れておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。