美術分野の資格とは
美術系の資格は、デザイン・イラスト・アニメ・福祉アートまで幅広い仕事に繋がっている。テクニカルイラストレーション技能士や広告美術仕上げ技能士は製造業・広告業での実務に直結するし、臨床美術士は病院や介護施設でのアートセラピー職として需要が伸びている。漫画能力検定や全国総合アニメ文化知識検定は就職に直結とはいいにくいものの、クリエイター職の自己PR材料として使えることがある。
国家資格はこのカテゴリに2つだけで、テクニカルイラストレーション技能士と広告美術仕上げ技能士がそれにあたる。どちらも学習時間が150〜200時間と長めで、期待年収も他の民間資格より高め。民間資格はエントリーのしやすさが魅力で、カラーデザイン検定や色彩士検定は60時間前後でひととおり学べる。臨床美術士は民間ながら200時間と重めで、専門性の深さは国家資格に引けを取らない。
「美術系の資格ってどこから手をつければいいか分からない」という人には、カラーデザイン検定か色彩士検定をまず試してみるのがおすすめ。どちらも難易度2・学習60時間と入りやすくて、色の基礎知識はイラストやデザインのどの方向に進んでも役に立つ。絵を描く方面に進みたいなら漫画能力検定や似顔絵検定で自分のレベルを確かめてみるのも悪くない。
データで見る美術資格
主要資格クイック比較
| 資格名 | 区分 | 難易度 | 勉強時間 | 想定年収 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| テクニカルイラストレーション技能士 | 国家資格 | ★★★ 中級 | 150h | 380万 | 美術系唯一の国家技能士、製造業での評価が高い |
| 美術検定 | 民間資格 | ★★★ 中級 | 100h | 350万 | 美術史・鑑賞力を体系的に問う定番の民間検定 |
| 広告美術仕上げ技能士 | 国家資格 | ★★入門 | 200h | 340万 | 国家資格、広告制作現場で実務経験が問われる |
| 色彩士検定 | 民間資格 | ★★入門 | 60h | 320万 | 実務寄りの配色スキルを証明できる民間資格 |
| カラーデザイン検定 | 民間資格 | ★★入門 | 60h | 350万 | 60時間で取れる色彩入門として人気 |
| 全国総合アニメ文化知識検定試験 | 民間資格 | ★★入門 | 30h | - | アニメ知識特化、趣味・教養色が強い |
| 漫画能力検定 | 民間資格 | ★★入門 | 50h | 350万 | 漫画表現の技術を段階的に評価する珍しい検定 |
| 似顔絵検定 | 民間資格 | ★★入門 | 50h | 300万 | ポートフォリオ代わりに使えるユニークな実技系資格 |
| 臨床美術士 | 民間資格 | ★★入門 | 200h | 300万 | 医療・介護現場向けアートセラピーの専門資格 |
美術資格のキャリアパス
アートで脳・心をケアする臨床現場の専門資格
写真から似顔絵を描く実技検定。6段階でスキルを評価する民間資格。
2009年休止のアニメ知識検定。1〜5級・マークシート方式
漫画制作の実技スキルを4分野で証明できる民間検定
パントンシステム準拠・実務直結の色彩デザイン民間資格
美術・デザイン分野向けの実践的な色彩能力を証明する民間資格
美術の知識・鑑賞力を4段階で証明する教養系検定
製造業の技術図面作成能力を証明する名称独占の国家技能資格
看板・広告面の仕上げ技術を証明する国家技能資格