スポーツ分野の資格とは
スポーツ分野の資格は大きく「選手として競技する」「指導・コーチングする」「審判・運営に携わる」「特殊スポーツを楽しむ」の4つの方向に分かれている。競艇選手や競輪選手のように国家資格として選手資格が整備されているケースは珍しく、これらは養成所への入所から始まる長い訓練を経て取得するプロの道だ。一方でJFA公認S級コーチのように、Jリーグの監督として指揮を執るための最高峰資格もあり、この分野はアマチュアからプロまで幅広いキャリアラインが存在する。
国家資格は競艇選手・競輪選手・小型自動車競走選手・競艇審判員・熱気球操縦技能証明の5種で、いずれも公営競技・航空分野に集中している。公的資格はスポーツドクターやサッカー公認審判員、公認スポーツ指導者のように「競技団体や行政が認定する指導者・審判員」系が多い。民間資格はJAFライセンスやMFJライセンスなどモータースポーツ系のエントリー資格から、JFA公認S級コーチのような競技頂点に位置するものまで幅が広い。全体として、収入につながる資格は競技選手か高難度コーチ・医師系に偏っており、審判員系はやや低め、趣味・ライセンス系は収入ゼロが多い。
迷ったらまず自分が「競技したいのか、教えたいのか、運営に関わりたいのか」を決めるのが先決だ。サッカーに関わりたいなら難易度2のサッカー指導者やサッカー公認審判員がとっつきやすい入口になる。モータースポーツならJAFライセンスやMFJライセンスが学習時間10〜20時間で取得でき、競技参加への最初のステップになる。スポーツを仕事にしたいなら公認スポーツ指導者(難易度3・120時間)を押さえておくと、クラブマネージャーやコーチングアシスタントへのステップアップがスムーズになる。
データで見るスポーツ資格
主要資格クイック比較
| 資格名 | 区分 | 難易度 | 勉強時間 | 想定年収 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| JFA 公認S級コーチ | 民間資格 | ★★★★★ 難関 | 300h | 600万 | Jリーグ監督就任に必須の指導者最高位 |
| 小型自動車競走選手 | 国家資格 | ★★★★★ 難関 | 2,000h | 500万 | 2000時間超の訓練が必要なオートレース国家資格 |
| 競輪選手 | 国家資格 | ★★★★★ 難関 | 1,000h | 700万 | 養成所合格率が極めて低い競技系国家資格 |
| 競艇選手 | 国家資格 | ★★★★★ 難関 | - | 1,000万 | 平均年収1000万超・公営競技の最高峰国家資格 |
| 熱気球操縦技能証明 | 国家資格 | ★★★★ 難関 | 200h | 350万 | 気球操縦を認める唯一の国家資格 |
| アマチュア自転車競技選手 | 公的資格 | ★★★★ 難関 | 300h | - | 公式競技参加に必要な登録型公的資格 |
| スポーツドクター | 公的資格 | ★★★★ 難関 | 200h | 900万 | 医師免許取得後にのみ取得できる公的資格 |
| JHF技能証 | 民間資格 | ★★★ 中級 | 120h | 350万 | ハンググライダー・パラグライダー参加に必須 |
| サッカー公認審判員 | 公的資格 | ★★★ 中級 | 20h | - | Jリーグ審判員への登竜門となる公的資格 |
| クラブマネージャー | 公的資格 | ★★★ 中級 | 120h | 350万 | スポーツクラブ経営・運営に特化した資格 |
| 公認スポーツ指導者 | 公的資格 | ★★★ 中級 | 120h | 300万 | JSPO認定の汎用指導者資格・就職に有利 |
| 競輪審判員 | 公的資格 | ★★★ 中級 | 300h | 450万 | 競輪場での公式審判を担う公的資格 |
| 競艇審判員 | 国家資格 | ★★★ 中級 | 300h | 420万 | 国家試験合格が必要な公営競技の審判資格 |
スポーツ資格のキャリアパス
JSPOが認定するスポーツ指導者の公的資格体系
JJSF公認の水上オートバイ競技参加に必要なレーサーライセンス
JJSBAが発行するジェットスキー競技者・審判員向け民間資格
モーターサイクル競技に参加するためのMFJ公認ライセンス
モータースポーツ競技参加に必要な、競技者・監督・審判員向け公的資格
JAF公認の四輪モータースポーツ競技者ライセンス(B級〜スーパー級)
ボートレースの公正・安全を担う艇体検査の専門資格
競艇の公正なレース運営を担う国家資格の審判職
養成所1年訓練と国家試験合格が必要なプロスポーツ国家資格
競輪競走の公正な進行と判定を担う競技審判の専門資格
経済産業省管轄の国家資格。養成所卒業が受験の前提条件
オートレース競技の進行・判定を担う公認審判員資格
オートレーサーになるための経済産業省管轄の国家資格