語学分野の資格とは
語学系の資格は、取得する言語と難易度によって、狙えるキャリアがかなり変わってくる。英語ならTOEFLやIELTSが海外留学・外資系就職の定番で、そこから先に航空英語能力証明(国家資格)を取れば、パイロットや航空管制官として年収900万円前後も視野に入る。中国語・韓国語方面では貿易・メーカー・観光業への道が開け、通訳・翻訳フリーランスとしての独立も現実的なルートになっている。
資格の種別を見ると、語学カテゴリの国家資格は全国通訳案内士・航空英語能力証明・中学・高等学校の教員免許等と数が少なく、稀少性が高い。公的資格には日本語教育能力検定試験・韓国語能力試験(TOPIK)・漢語水平考試(HSK)など相手国政府や国際機関が認定するものが並んでいて、就職・ビザ申請でそのまま使えるものが多い。民間資格は圧倒的に多くて幅広いが、実用英語技能検定(英検)のように国内認知度が極めて高いものもあれば、ギリシャ語・カタルーニャ語のように完全にニッチ特化のものもある。
「まず何から始めるか」で迷ったら、目的別に入口を選ぶのがいちばん早い。英語を伸ばしたいなら実用英語技能検定が準2級〜2級あたりから始めやすくて、勉強時間の目安も200時間と現実的。中国語なら中国語検定試験や漢語水平考試が入門〜上級まで段階的に受けられる。韓国語は「ハングル」能力検定試験と韓国語能力試験の2本立てで、どちらか一方を選んで集中するのが無駄がない。日本語を教えたい人は日本語教育能力検定試験が事実上のゴールになるので、最初からそこを見据えて350時間の学習計画を立てると動きやすい。
データで見る語学資格
主要資格クイック比較
| 資格名 | 区分 | 難易度 | 勉強時間 | 想定年収 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| ギリシャ語能力検定試験 | 民間資格 | ★★★★★ 難関 | 1,500h | 400万 | 難易度5・希少言語の国内最難関 |
| TOEFL | 民間資格 | ★★★★ 難関 | 300h | 600万 | 米国大学院進学にほぼ必須 |
| 日本語教育能力検定試験 | 公的資格 | ★★★★ 難関 | 350h | 320万 | 日本語教師への公的な証明として定番 |
| ケンブリッジ英語検定 | 民間資格 | ★★★★ 難関 | 500h | 550万 | 英国発祥で生涯有効の格式高い資格 |
| ほんやく検定 | 民間資格 | ★★★★ 難関 | 300h | 400万 | プロ翻訳者を目指す登竜門 |
| 航空英語能力証明 | 国家資格 | ★★★★ 難関 | 300h | 900万 | パイロット・管制官に必須の国家資格 |
| 全国通訳案内士 | 国家資格 | ★★★★ 難関 | 1,000h | 400万 | 通訳ガイド唯一の国家資格 |
| IELTS | 民間資格 | ★★★★ 難関 | 300h | 600万 | 移住・留学で英語圏が広く承認 |
語学資格のキャリアパス
日本語のことわざ・慣用句の知識を級別に認定する民間資格
外国人向け日本語能力を7段階で測る民間検定試験
外国人向け実践日本語力の証明に特化した民間語学試験
在日外国人向けの実用日本語コミュニケーション能力を証明する民間資格
実践的な日本語コミュニケーション力を四技能で証明する民間試験
990点満点スコア制の日本語能力試験。韓国企業での就職・昇進に活用
母語話者向けに日本語の総合力を7段階で認定する民間資格
外国語で報酬を得て観光案内できる唯一の国家資格
日本通訳協会が実施した通訳スキル認定資格(現在休止中)
実務翻訳のスキルを段階評価する日本翻訳連盟公認の民間検定
実務翻訳の技能を証明する民間資格。韓国語対応で需要あり。
語彙力を級別に証明する英語系民間資格
会話力に特化した実用英語の民間資格
英語での論理的思考・議論構成力を証明する民間資格
コンピューター適応型のオンライン英語能力判定テスト
観光・接客現場の実践英語力を証明する業界特化型民間資格
目的別に使い分ける英語力の客観的証明
海外進学・移住・就労に直結する国際英語力証明の標準試験
大学入試・社内英語評価に使える4技能スコア型英語検定
ケンブリッジ発のビジネス語学テスト(2019年終了・後継はLinguaskill)